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はじめまして。ご多忙のところ恐れ入ります。 この度、治療方法で迷っており、メール致しました。 20年前に自転車で転倒し前歯2本(左上1番、2番)の歯根破折し泣く泣く抜歯、それぞれの歯の隣の歯を削ってブリッジをかけました。 よく揺らぐため何度も接着や差し歯の作り替えののち、2年前また揺らいできたので歯科へ行ったところ、歯茎も弱ってきているし、ブリッジをかけている歯の歯根が破折している可能性があるためインプラントか部分入れ歯にする方が良いと言われました。入れ歯なんて抵抗があるしインプラントも怖いので、そのままにしていました。 最近揺れがひどいので別の歯科へ行くと、確かにブリッジを支えている左上3番、右上1番の歯茎が腫れているので破折している可能性がある、インプラントか、又はインプラントがどうしても嫌なら保険適用外で、左上1,2,3番と右上1番の両横の歯(左上4番、右上2番)を削ってブリッジかけてみる方法もあると言われました。 ただし、このブリッジは左上4番と右上2番が強くないのでリスクがある、長く持たない可能性があるがそれでも良ければ、と。 いままで4本ブリッジはしたことがないとも言われました。(ちなみにその医院はインプラント治療はされてません) 抵抗せずにインプラントか、部分入れ歯にした方がいいのでしょうか。 本当に上記以外に、治療方法はないのでしょうか。例えば、差し歯を選んだとしてリスクを最小限に抑える方法等はあるのでしょうか。 お考えをお聞かせいただければ、と思います。よろしくお願いします。
ご相談ありがとうございます。 ご自分の歯が次々に無くなってしまうかもしれないというのはとてもご不安だと思います。 今回のご相談は根が折れてしまった前歯の部分に適用できる治療法は何があるのかという内容でよろしいでしょうか。 現状を読ませて頂いた限りでは、確かに根の折れてしまった歯は近いうちに抜く必要があると思います。そして、その抜いた部分に行う治療ですが、まずブリッジは抜いた歯の両サイドのかぶせた歯がブリッジにかかる力をほぼすべて負担するという構図になります。抜いた歯と抜く可能性がある歯の合計4本分にかかる力をその隣の2本で負担するというのは、その2本に過剰な力がかかる恐れがあり、ブリッジが壊れたり力を負担している2本の歯が折れてしまう可能性がより高くなると思います。そのリスクを回避するためには力を負担する歯を増やす必要がありますが、負担する歯は削ってかぶせる必要があり、大切なご自分の歯をさらに削ってしまうという欠点があります。その上今まで入っていたブリッジは20年程持ったようですが、次にブリッジを入れた場合には同じように長く持つとは考えにくいです。 続いて部分入れ歯の場合ですが、大きなメリットとして部分入れ歯は歯を削る部分が少ないか、または削る必要がない場合があります。しかし、前歯の部分に適用すると金具の部分が見えてしまうことがありますので抵抗をもつのもよくわかります。さらに、噛む力はインプラントやブリッジに比べると劣るといわれています。もしも入れ歯が気になるようでしたら一度仮の入れ歯を入れてみるのも良いのではないかと思います。 最後にインプラントですが、インプラントは骨に直接埋めるという手術が行われる分どうしても怖いというイメージを持たれがちですが、手術を行う前には必ずCTなどで骨の状態や周りの神経の位置を確認して、十分適切な条件が確保されたと確認ができたうえで行うため比較的安全な治療法です。さらに、ブリッジや入れ歯よりも高額な費用がかかる面も敬遠されてしまう理由の大きな一つになっていると思いますが、現代の平均寿命から鑑みても平均寿命で今後30年以上にわたりその歯を使って食事をなさるわけで、その際にしっかりと噛めるということはとても大切なことであると私は考えます。しかっりと噛めるということを考えるとインプラントが良いのではと思います。確かに治療費は高額になりますが長い目で見ると金額に見合った治療になるのではと思います。 このほかの治療法についてですが、実際に診察させて頂いたわけではないためはっきりとしたことは述べられませんが、現時点では入れ歯、ブリッジ、インプラント以外の選択肢はないかと思います。 最終的に治療法を選択するのはご本人ですので今回の回答が少しでもお役に立ったのなら幸いです。 以上のこともふまえてもう一度歯科医院にてご相談されてみてはいかがでしょうか。
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