インプラントについて

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インプラントは、1952年にスウェーデンのペル・インクヴァール・ブローネマルク博士によって、
チタンと骨がしっかりと結合すること(オッセオインテグレーション)が偶然発見されたことをきっかけに誕生しました。

博士はその後13年間にわたり、基礎実験や動物実験を重ねた結果、チタンを一定の条件で骨に埋め込むと、ほとんど拒否反応が起こらず、チタン表面の酸化膜を介して骨と強固に結びつくことを確信しました。

そして1965年、ついにチタンを人工歯根として臨床応用し、
以来、インプラントは信頼性の高い治療法として世界中で広く使われています。

インプラント治療とは

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インプラント治療とは、歯を失った部分に人工の歯根(インプラント)を埋め込み、
あごの骨としっかり結合させた上で、その上に人工の歯を装着する治療法です。

取り外し式の入れ歯に比べて違和感が少なく、見た目も自然で、
天然の歯に近い力でしっかり噛むことができる、
画期的な治療法として注目されています。

Before/After

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Before/After

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Before/After

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Before/After

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Before/After

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静脈鎮静法について

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インプラント手術は、通常、全身麻酔ではなく、歯科治療と同様の「局所麻酔」で行います。
そのため身体への負担は少ない一方で、意識ははっきりしており、手術中の音や会話が聞こえることで、
緊張や不安を感じる方もいらっしゃいます。
こうした精神的ストレスは、場合によっては呼吸や血圧、脈拍などに影響を及ぼすこともあります。

そこで当院では、「静脈内鎮静法」という方法を併用しています。
これは、全身麻酔に近いリラックス状態をつくりながらも、身体への負担が少ない麻酔法です。
点滴から薬剤を投与することで、うとうととした半分眠っているような状態になり、
不安や緊張を感じることなく、手術を受けていただけます。

実際にこの方法を利用された多くの患者さまが「気づいたら終わっていた」とおっしゃっています。
また、手術中はモニターで血圧・心拍数・酸素濃度などを確認しながら、
全身の状態をしっかりと管理していますので、安心して手術を受けていただけます。

また、麻酔科医も非常勤で在籍しており、より安心な麻酔も可能となっております。

インプラント専用OPE室を完備

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当院では、インプラントをはじめとする外科的処置に対応するため、
専用の手術室(OPE室)を完備しています。
また、静脈内鎮静法を併用することで、患者さまの痛みや緊張をやわらげ、リラックスした状態で手術を受けていただけるよう配慮しています。

手術は、担当の歯科医師と歯科衛生士が連携して行う体制を整えており、
必要に応じて麻酔科の医師の管理のもと、安全性を高めた環境で処置を実施しています。

術前投与

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当院では、インプラントを含む外科的処置の前に、抗生剤や消炎鎮痛剤を服用していただいています(術前投与)。
薬は服用してから効果が現れるまでに時間がかかるため、治療前にあらかじめ服用しておくことで、
治療中には血液中の薬剤濃度が十分に高まり、細菌の増殖を抑える効果が期待できます。

これにより、体の免疫機能が働きやすくなり、術後の感染リスクを軽減することができます。
また、消炎鎮痛剤も同様で、治療前に服用することで処置中の痛みを和らげ、治療後の腫れや痛みに対しても効果を発揮します。

また、術前投与だけでなく、術中にも静脈麻酔薬を投与することで、より安定した効果を得られるようにしています。

歯科用CTとサージカルガイド

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インプラント治療で大切なのは、手術の安全さと正しい場所にしっかり埋め込むこと、そして長く使い続けられることです。

当院では、歯科用CTでお口の中を3D(立体的)に撮影し、その写真と検査の結果をもとにしっかり計画を立てています。

さらに、サージカルガイドという専用の道具を使って、狙った場所に正確にインプラントを入れることで、より安全で失敗の少ない治療を実現しています。

  • 十分な顎の骨がある
  • 全身の健康状態が良好
  • 治療する隣の歯を削られたくない
  • 喫煙をしていない or 禁煙できる
  • 天然歯のような歯が欲しい
  • 取り外しの入れ歯が嫌

従来の治療とインプラント治療の比較

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①歯が中間で1本抜けた場合(ブリッジ)

ブリッジ治療では、失った歯の両隣にある健康な歯を削って支えにする必要があります。
できるだけ削りたくないところですが、構造上どうしても必要となる場合があります。

インプラントは、隣の健康な歯を削ることなく、失った歯の部分に直接人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。
見た目も非常に自然で、自分の歯とほとんど区別がつかないほど、治療の跡が目立ちません。

②.歯が中間で2本抜けた場合(ブリッジ)

抜けた2本の歯の噛む力を支えるためには、複数の健康な歯を削ってブリッジにする必要があります。
しかし、その分支えとなる健康な歯には大きな負担がかかってしまい、将来的にトラブルの原因になることもあります。

抜けた歯の部分だけにインプラントを埋め込むことができます。
インプラントはあごの骨にしっかりと固定されるため、しっかりとした噛みごたえが得られ、強い力で噛むことが可能です。

③奥歯が数本抜けた場合(部分入れ歯)

取り外し式の入れ歯では、左右の歯をつなぐバーを渡し、さらに止め金(クラスプ)を使って固定します。
しっかりと固定はされますが、口の中に金属のバーや止め金があるため、どうしても異物感を感じやすくなってしまいます。

数本のインプラントを埋め込み、それらを連結させて補綴物(人工の歯)を支えます。
この方法では、入れ歯を固定するためのバーや止め金が不要となるため、
お口の中がすっきりし、異物感が少なくなります。清掃性も良くなるため、口臭の軽減にもつながります。

④歯が全部抜けた場合(総入れ歯)

顎全体を覆うタイプの入れ歯(総義歯)を装着します。
しかし、あごの骨が痩せてしまうと、入れ歯が不安定になり、外れやすくなったり、噛みにくさを感じることがあります。

数本のインプラントを埋め込み、連結した維持装置に入れ歯をしっかりと固定します。
この方法により入れ歯が安定し、口の中でずれたり、笑ったときに外れる心配がなくなります。

インプラントのQ&A

使用する金属は、生体となじみやすく、腐食しないチタンを使用していますので安全です。

通院期間は治療の内容で個人差があり、通常約3~6ヶ月くらいかかります。また、通院回数も個人差で異なりますが、通常は約6~8回くらいです。

手術は局所麻酔で行いますから痛みの心配はありません。手術は約1~2時間くらいです。

インプラント自体は錆びたり変質したりすることなく半永久的です。しかし一人ひとりの身体同様、それぞれ異なります。特に口の中の手入れは寿命に影響します。