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こんにちは。相談させて下さい。 現在、左下6歯を治療中で、クラウンを入れないといけないのですが、18kゴールドかジルコニアか迷っています。 私はゴールドを入れようと思っていたのですが、先生はセラミックのジルコニアがいいんじゃないかと言っています。 理由は私がヨーロッパに住んでいること(むこうではゴールドは古い)、白いこと(クラウンなので、ゴールドだと口を開けたら目立つ)のようです。 左側は上下8歯まで生えているので、左下6歯といえど、ちょっと見えやすいのかもと思います。 私はヴァイオリンを弾くのが仕事なので、歯を噛み合わせて圧力がかかっていることが多いです。 噛みしめる癖もあるので、夜用マウスピースも使っています。 私はなるべく歯にいい方がいい、噛み合わせなどのことも、ゴールドだったらあとで削ることもできるだろうし、でも色がどれくらい目立つかわからないし、それでゴールドにするかジルコニアにするか本当に迷っています。 クラウンの大きさは上半分すべてになります。 調べていると、ジルコニアは歯より硬いので対向歯を削りやすいなどと読んだのですが、ゴールドかジルコニアかによって機能性、歯の将来的にはいいとか、再治療の心配が少ないなど、歯の寿命などは変わるものでしょうか?先生はどちらがいいと思われますか?
ご相談ありがとうございます。 今回のご相談はクラウンでジルコニアを薦められたがジルコニアとゴールドではどちらがいいのかという内容でよろしいでしょうか。 おっしゃるジルコニアとはオールジルコニアというものなのか、ジルコニアボンドというものなのかどちらでしょうか。 オールジルコニアというものは文字通りかぶせ物すべてがジルコニアでできているものです。 ジルコニアボンドはジルコニアの上に陶材を焼き付け透明感のある見た目にあっているものです。 以下にご説明いたしますジルコニアはオールジルコニアと解釈していただくようにお願いいたします。 ゴールドとジルコニアそれぞれの材料の主な特徴をご説明いたしますと、ジルコニアの方は見た目が金属よりも良いということのほかに、ほかのセラミック材料よりも衝撃に対する抵抗性が高いため割れにくいという性質があります。 そのためかぶせ物を作り直すというリスクは低いです。 対合歯を削りやすいということに関しては、本来歯というのは物を食べたり歯ぎしりしたりするたびに少しずつすり減っていきます。 ジルコニアはとても硬いためすり減りにくいものですが、しっかりと研磨をしてかぶせれば、対合歯を削りやすいということはあまりありません。 ジルコニアはあまり削れずに対合歯は自然なすり減り方をするというのが正確な言い方に近いのではないかと思います。 ゴールドに関しては見た目はジルコニアよりも劣りますが、ジルコニアと異なり自然なすり減り方をします。 また、ゴールドには展延性といって伸びやすい性質があり、破損しにくく歯の形になじみやすいというのも特徴です。 どちらがいいということに関しましてはやはり見た目の問題が大きいかと思います。 確かに奥歯といえども口を開けた際にはゴールドですと少し目立つと思います。 バイオリンを弾かれるとのことですが、人前に出られるようなお仕事をされている方はジルコニアの方が見た目は気にならずに済むのではないかと思います。 ただし、ゴールドでも機能性などには特に問題がないため、ゴールドをかぶせた後の見た目をあまり気にされないのであれば、ゴールドで宜しいかと思いますが、上で述べさせていただいたようにジルコニアは他のセラミックより硬く割れにくいため、歯の削る量も他のセラミックより少なくできることが多いです。 そのため、かぶせたもともとの歯自体が厚みをある程度維持することができるため、その歯の寿命は短くはなりにくいです。 見た目がどれだけ変わってしまうのかご不安な場合は、ジルコニアをかぶせることの方が安心ではあると思います。 また、かぶせ物をする歯とかみ合う歯が詰め物やかぶせ物をしている歯である場合、できるだけその材料と同じ材質のものにするとより長持ちすると思います。 文章が長くなり申し訳ありません。もう一度かかりつけ医にご相談ください。
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